就活をする暇があったら稼業を継げという酪農家の父

就活をする暇があったら稼業を継げという酪農家の父

僕は高校卒業と同時に東京で一人暮らしを始めました。そして、三流の私立大学に通い始めました。大学生活というものは想像以上に面白いものでした。学科にもサークルにもバイト先にも、たくさんの友達ができました。

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僕の出身は北海道です。そして、実家は酪農家をやっています。僕の父が育てた乳牛から搾った牛乳はとても美味しいです。いい仕事をしているなと思います。しかし、酪農家の仕事は牛を育てて乳搾りをしているだけではありません。朝もまだ暗いうちから起きて牛舎を掃除したり、敷き藁を取り替えたり、牛に餌をあげたり、牛の糞尿から牧草にまく肥料を作ったり、色々な仕事があります。そして、牛が生きている以上、365日休むことがありません。だから、僕は家族旅行になんて行ったことがありません。

父のことは尊敬しています。尊敬しているけど、大変な仕事だと分かっているからこそ、絶対に酪農家にはなりたくないと思い続けてきました。だから僕は、東京でサラリーマンになるために北海道を出たのです。

しかし、世の中そんなに甘くはありません。僕みたいな三流大学の学生で、しかも何の勉強もしてこなかった者がそう簡単に内定をもらえるわけがありません。これまで何社履歴書を送ったことでしょう。面接まで進めた会社はたったの2社で、しかもどちらの会社も一次面接で敗北です。

そんな僕に父は「就活をする暇があったら稼業を継げ」といいます。しかし、僕は弱い人間だから、父みたいな立派な酪農家にはなれないと思うのです。

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将来のことを色々考えていたら、何だか無性に父の牧場を見たくなりました。今度の週末は実家に帰って、将来のことをゆっくり考え直してみようと思います。